大林組の決算情報をできるだけ早く簡単に知りたい!
誰か教えてくれないかな?
今回は、そのようなお悩みにお答えいたします!
当記事は、時間の無い方に向けて、約5分でわかるように大林組の四半期決算情報をまとめています!
はじめまして!御覧頂きありがとうございます!
当記事を書いております、日経225分析オタクのえざたつです。
時間の無い個人投資家の課題である、決算情報を簡単にまとめています!
まずは、決算短信に馴染みのない方に向けて、決算短信で最低限確認したいことをリスト化しました。
決算短信を見慣れている方は、飛ばしてお読みください。
企業を分析するために、”最低限”確認したいこと
決算情報をまとめているのはわかったけど、難しい計算をいっぱいするんでしょ?
あんまり難しいと蕁麻疹出るからお手柔らかに頼むよ?
基本的には、記載されていることの比較がメインになります。
苦手意識をポイすれば、全然蕁麻疹は出ないと思いますよ!
以下の項目に着目してみてくださいね♪
【業績】チェックリスト!
将来の業績予想は、売上や利益が増加する見込みであっても、これまでの増加スピードに比べて明らかに成長が鈍化する場合は要注意です!
また、業績予想はあくまでも”予想”に過ぎないため、業績予想を過信しすぎるのはリスクとなります。
ポイントを意識しながら、ゆっくり読み進めてくださいね!
ここで一回、リラックスして脳をリセットしましょう。次は、財務編にいきます♪
【財務】チェックリスト!
利益剰余金がマイナスの場合は注意が必要です!これは、過去トータルの損益がマイナスということになります!
いかがでしょうか?
少し難しいですが、慣れないうちは最低限チェックした方が良い項目に絞って、重点的に見ていきましょう!
結 論
それでは、大林組の四半期決算情報に入ります。何事も結論から!
1802 大林組は、前年同期比 増収減益 です。
年度決算は、2019年度から減益が続いています。
ここまでお読み頂ければ、50%は網羅していると思います。
ここから先は、より詳しくより簡単に大林組の決算情報をまとめました。
ぜひ最後までお付き合いください!
企業概要
社 名:株式会社大林組
業 種:国内外建設工事、地域開発・都市開発・その他建設に関する事業
決 算:3月
資本金:577.52億円
住 所:東京都港区港南2丁目15番2号
発行済株数:721,509,646株
H P:https://www.obayashi.co.jp/
ゼネコンの中でも最大手と呼ばれるスーパーゼネコンの一角です。
事業も多岐にわたっていて、地域貢献も積極的に行っています。
業績・配当状況・株主優待
業績
2022年3月期 第三四半期決算短信によると、業績の推移は下記のようになります。
前年同期比で、売上高は増加したものの利益は減少しています。1株あたり純利益も減少しています。
どのような要因があるのかチェックしましょう。
続いて、過去の業績が下記になります。
売上高・利益ともに減少傾向です。
1株益も減少しており、収益の挽回を望みたいところですね。
配当状況
業績の伸びは芳しくありませんが、配当金額は維持しています。
今後も減益が続くようであれば、いつか減配の可能性も視野にいれつつ投資する方が賢明ですね。
株主優待
2022年現在、大林組は株主優待制度を導入していません。
昔は導入していたようですが、現在は廃止されていますね。
株価・指標
株価
続いては、2020年1月からの週足チャートです。
上値1,277円から下値772円で推移しています。
一番下落している局面がコロナショックです。ここ数年でコロナショックより下落している場面はありません。4年間過去の高値をブレイクできていないことが確認できます。
指標
株価指標について記載していきます!
一般的に割安とされる項目は赤アンダーライン、割高とされる項目は青アンダーラインで表記します。
株価 | PER | PBR | EPS | BPS | ROE |
---|---|---|---|---|---|
894円 | 16.7倍 | 0.66倍 | 53.49円 | 1,350円 | 3.96% |
PBRは1.0倍を下回っていますが、EPSが前年同期対比で53%と伸び悩んでいます。
PBRやPERだけを見ると割安感がありますが、業績の伸びと比較すると悩ましいです。
貸借対照表・損益計算書・キャッシュフロー
貸借対照表
続いては、貸借対照表です!
大林組の資産増減を、しっかり確認していきましょう!
9か月前と比べて若干ですが資産が増加しています。
資産も増加していますが、負債も同様に微増となっています。
長期借入金は減少していますが、それ以上に短期借入金が増加しています。
ほぼ横ばいですね。減少しているよりは良いけど・・・という感じですね。
増減の要因は、後述のサマリに記載していますので、ぜひ最後までご覧くださいね♪
損益計算書
営業利益がほぼ半減しています。営業利益の減少に釣られて経常利益も減少していることが確認できますね。
四半期純利益を確認すると、減益していることが確認できますね。
キャッシュ・フロー計算書
大林組の第3四半期決算短信には、キャッシュフロー計算書の掲載がございません。
ざんねん・・・。
サマリー
工事損失引当金の計上により、前年同期比で約半分の経常利益となってしまいました。
短期借入金も増加しているため、今後の挽回に期待したいところですね!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
株価というものは、短期目線でみると需要と供給の関係で値動きします。
しかし、長期目線では企業の成長性に応じた株価になるものです。
企業が成長していると読み解けるうちは、その企業に投資することで自身も一緒に成長できるのです。
当ブログをご利用いただいている皆様が、一緒に成長できる企業探しをお手伝いいたします!