どうも!
当ブログを管理しているえざたつです!
突然ですが…ボリンジャーバンドを使いたくても、実践でどのように使ったら良いのか悩んだことはございませんか?
実際にどういう場面で活躍するのかが、イマイチわからないんだよね~。
ボリンジャーバンドのようなテクニカル指標は、しっかり理解することで実際の投資で使える場面がハッキリと判断できるようになります!
そこで今回は、ボリンジャーバンドの基礎やオススメ設定など、初心者の方が行き詰まりがちな部分を詳しく解説いたします!
それでは参りましょう~!
ボリンジャーバンドとは
まず、難しく考えなくてOKです。リラックスしてください。
ボリンジャーバンドとは、統計学の標準偏差に基づく指標のことで、移動平均線を中心にして上下に2~3本のバンド(線)を引いたものです。
”標準偏差”とは、学校のランキングなどで用いられる”偏差値”に近い概念です。
移動平均線に近いバンドから【±1σ、±2σ、±3σ】と呼びます。記号の読み方は”シグマ”です。
ボリンジャーバンドは主に、トレンドの強さを視覚的に確認するために用いられることが多いです。
±1σ
標準偏差の考え方では、±1σの範囲に収まる確率が68.2%と言われています。
つまり、±1σを外れる確率は32%ということになります。
±1σを活用した投資手法もありますが、数的根拠が弱く筆者は活用をオススメしていません。
±2σ
続いては±2σですが、この範囲に株価が収まる確率は、なんと驚異の95.4%と言われています。
ここまで来ると、ほぼ±2σの範囲で株価が推移することになります。
株式投資に活用する際は、±2σに達したところで反転すると想定します。
±3σ
最後に±3σですが、この範囲に株価が収まる確率は99.4%と言われています。
ちなみに、バンドを何本も引いても100%にはなりません。確実ということは無いということです。
強力なトレンド、急な相場変動時は、±3σに収まらないこともあります。
どこまで表示するべき?
ボリンジャーバンドは、±2σまで表示することをオススメします。
ですが、急激な株価変動で±2σを抜けるようなことがあれば、±3σまで表示すると判断が楽になります。
画像の通り、±3σはなかなか到達しないので、基本は±2σで十分と考えます。
慣れるまでは、チャートの見やすさ重視でOKです!
ボリンジャーバンドに付随する用語解説
ここからは、ボリンジャーバンドを活用するにあたって、重要な用語の解説をします。
基本的には、ここでご紹介する3パターンの繰り返しがボリンジャーバンドです。
バンドウォーク
バンドウォークとは、下図の通り±1σと±2σの間を力強く株価が推移していく状態を指します。
バンドウォークしている状態では、トレンド継続の可能性が高まり、その方向へ大きく動く傾向があります。
このトレンドに乗ることが出来れば、大きな利益を得ることができます。
前項で説明した通り、±2σに到達した時点で収まる確率が95.4%に達しています。
つまり、バンドウォークは力強いトレンドの半面、買われ過ぎ・売られ過ぎの側面もあります。
スクイーズ
スクイーズとは、下図のようにボリンジャーバンドが”収縮”している状態のことを指します。
スクイーズ状態は、主に上下に行ったり来たりする相場が発生しやすく、その後エネルギーが溜まり、次項で説明するエクスパンション状態に移行することが多いです。
スクイーズ状態では、あまり利益を期待できる相場は発生しない傾向にあります。
エクスパンション
エクスパンションとは、下図のようにボリンジャーバンドが”拡大”している状態を指します。
エクスパンション状態では、どちらか一方方向に動くトレンドが発生しやすい状態になります。
スクイーズと比較すると、流れに乗ることで利益の取りやすい相場が発生していると言えます。
強力な流れ=逆方向に動くこともありますので、参考にする場合はチェックを欠かさないようにしましょう!
中長期投資でも使えるボリンジャーバンド
中長期投資にテクニカル分析?何を言っているの?と言いたいところでしょう。わかります。
テクニカル分析は、主に短期売買に適した手法だと考えられています。
”中長期投資=買ったら持ち続ける”のが、暗黙のルールだと思っていませんか?
投資において、”長期保有そのものが目的”になってはダメです。
保有する意義だけが取り上げられすぎていて、”いつ売るのか”という、利益を得ることに言及しないことが多くありませんか?
絶対に、中長期投資でも利益を確保していくことが必要なのです!
指標の組み合わせに勝機がある
ボリンジャーバンドひとつで全て解決するわけではありません。
具体的には、MACD・RSIといった指標と組み合わせて機能します。
ボリンジャーバンドは、トレンド系指標といい、上昇・下降トレンドの判断に役立ちます。
ここにMACD・RSIといったオシレーター系指標を組み合わせることで、中長期投資でも活用できるようになります。
MACD・RSIについては、当記事を最後まで読み終わった後に、参考としてご覧ください。
ボリンジャーバンドを使うときの注意点
100%なんてない
そうです。この世に100%の指標は存在しません。
冒頭でご説明した通り、ボリンジャーバンドの±3σ以内に株価が収まる確率は、”99.4%”あります。
しかし、この数字を過信しすぎるのは禁物です。
標準偏差の数値は、設定した期間の移動平均線から算出されたもので、限られた過去のデータをもとにしています。
そのため、±3σを逸脱することももちろんあるのです。参考するまでに留めて、確実性を求めてはいけません。
ダマシに気を付けよう!
ボリンジャーバンドには、”ダマシ”というものが多くつきまといます。
まずは、下図をご覧ください。定説だと”スクイーズ→エクスパンション”なので、ここから上がりそうです。
ところが、この後の動きが下図になります。
上がっていきそうと思った矢先、逆に下がってしまいました。
こんな風になるなら、ボリンジャーバンドは使い物にならないじゃん!というと、そうではありません。
図の下落前のローソク足は、上ヒゲ陽線です。
これは”上昇はしたものの、一定の売りがあって上昇しきらなかった”ことを意味します。
要は、売りたい人も一定数いたということです。
単体で判断せず、常に組み合わせを意識してくださいね!
まとめ
いかがでしょうか?
今回は、ボリンジャーバンドについてまとめました。
ボリンジャーバンドは、株価のトレンドを判断する材料として有効です。
他のテクニカル指標と組み合わせることで、中長期投資でも良い成果が出せるように練習しましょう!
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ボリンジャーバンド然り、表示もラクラクで非常にチャートが見やすいことが特徴です。
ではでは、良き投資ライフを!