どうも!
当ブログを管理しているえざたつです!
突然ですが…投資というものに限らず、生きているということは事故・事件など何かしらのリスクに晒されていることになりますよね?
そこで今回は、株の長期保有のメリット・デメリット、そして長期保有に潜むリスクや他の売買シナリオについて、簡単にわかりやすく図解でご紹介していきたいと思います!
しっかりと長期保有の良し悪しを理解していれば、リスクを受けることになっても右往左往しなくて済みます♪
それでは参りましょう!
歴史から学ぶ株の長期保有とは?
株の長期保有とは、購入した株を長い期間持ち続けて温めることを指します。
長期保有はとても理にかなっており、知識をつけたい初心者に一番おすすめしたい投資方法になります。
実際のところ、アメリカのNYダウ市場の1980年前から現在までの伸び率は、このようになっています。
ちなみに50年前に100万円を元本に長期保有していたら、今頃その100万円が約4,000万円になっているということです。(単純にするために為替の影響は排除して、1ドル100円で計算しています)
長期保有、えげつないですね…。
長期保有と呼べる基準は?
実は、株の長期保有期間の定義というものはありません。
10年だという人もいれば、5年で長期保有だという人もいます。えざたつは3年も持てば長期だと思う派です。
ここで勘違いしないで頂きたいのが、”長期保有=利益が出ている状態でも絶対に売らないことがルール”では無いということです。
あくまで”長期保有するというスタンスで株を購入した”ということを忘れないようにしてください。
「さぁ!5年でも10年でも掛かってきなさい!」という気持ちで購入していること=長期投資・長期保有と呼んでも差し支えありません。
長期保有が向いている人
では、どのような人が株の長期保有に向いているのでしょうか?
見ていきましょう!
平日の日中に働いている人は、9時~15時の証券取引所が開いているうちに売買できないことが多いため、物理的に短期売買の情報を得ている時間があまりなく、長期保有が向いています。
堅実に資産運用がしたい人は、株を保有することによってお金に働いて貰っていることと同義になります。
長期保有をして、より長い時間お金に働いて貰うことで、堅実に資産運用ができるようになります。
株を長期保有していると”配当金”や”株主優待”といった恩恵を得ることができます。ポイント活動感覚で資産が増えていくのを楽しむことができるでしょう!
長期保有が向いていない人
一方で、長期保有が向いていない人もいます。
収入に対して支出の割合が高い人は、まず先に生活水準を見直す必要があります。少ない余裕資金を株などの投資に回すと、多少の増減で一喜一憂してしまい、メンタルが保てません。
借金してまで株を始めようとしている人は、破滅の道を歩む可能性が非常に高いので、絶対にやめてください。
あくまで投資は”余裕資金”で始めるものだと考えるようにしてください。
長期保有のメリット・デメリットは?
実際に長期保有をするにあたって、メリットとデメリットを把握していた方が取り組みやすいのは言うまでもありませんよね!
結論から言うと、株の長期保有はメリットの方が多くあります。
長期保有のメリット
まず長期保有のメリットですが、わかりやすく3分類にわけられます。
購入した株が5年後に5倍の値段になっていた!なんてことも良くあります。例えば50万円の株が5年後に250万円になっていたら、利益が200万円で、年間40万円もの利益を得られることになります。
皆さんは働いてお金を得ることに、とある代償を支払っていることを忘れてはなりません。
それは”時間”です。株の長期保有では、自分の時間を支払わずに利益を見込むことができます。
経済に詳しくなれることの魅力は、”情報に騙されなくなること”と、”経済が見えて、世の中に詳しくなれること”でしょう。
お金と無縁で生活している人がとてつもなく少ないことは、皆さん容易に想像できると思います。
「自分には関係ない」とは決して言えないお金の知識について、他者と一線を画すことができるようになります!
長期保有のデメリット
株の長期保有はメリットがたくさんありますが、そもそもが投資行為であることからデメリットも少なからずあります。
当たり前の話ですが、投資と呼べるものにも例外なく100%は存在しません。長期保有=正義とささやかれることも多いですが、私は100%しか信用できない!1%でもリスクがあるなら何もしない!という方にとっては、デメリットであると言えます。
そもそもそんな方は、働くことすら困難な可能性が高いですが…。
また、長い期間株を保有しているため、2020年のコロナショックのような思わぬ大暴落に巻き込まれる可能性が上がります。
しかし前項でも解説した通り、歴史から見ても長期的に株価は上昇するものなので、その暴落を耐えるメンタルを養えるかが肝になります。
株を購入するために現金を用意しますよね?株を保有している期間中は、当然購入資金は動かせないため実質拘束されることになります。
やはり、余裕資金でトライすることが大前提になりますね!
初心者が陥る長期保有に潜む心理的リスク
実際に、えざたつが初心者の頃に陥った”長期投資に潜む心理的リスク”をご紹介したいと思います。
実は、これらの事象には共通点があります。
それは”何も考えないで買っている”ということです。
”銘柄の選定”はしていますが、その後のプランが無いなんてことはありませんか?
購入して放置しているだけでは、仮に大きく値上がりしたとしても”たまたま”としか言いようがありません。
まずは次のことに気を付けて長期保有に臨みましょう!
株の長期保有で気を付けたいこと
”とりあえず買って放置している状態”にならないために、初歩として次のことに気を配るようにしましょう!
東証における持ち株比率で、個人投資家は約17%しか居ません。意識がかなり高い人たちが個人投資家として投資活動をしていると言えます。
買って放置はNG!ストーリーを作り上げよう!
とは言っても、何も考えずに株を買って放置していれば長期的に100%利益が出るとも言えません。
もしあなたが今30歳だとして、何も考えず適当に買った株を17年放置した結果、図のようになっていたら47歳になった未来のあなたはどう思うでしょうか?
17年後に47歳のあなたはこう思うはずです。「私の20年はなんだったのだろうか…」と。
このように17年経っても利益が出ないこともあるので、ただの放置は絶対にNGです。
具体的には、自分が作家になったかのように”投資ストーリー”を立てることが大事です。
ストーリーから外れるとき、次にどの行動をするのか決めておくことで、何も考えていないのと比べると全然違うパフォーマンスになります。
利益確定ポイントを決めておく
長期保有は”時間”を見方につける投資手法です。
とは言っても、膨らんでいく利益に高揚して利益確定をしなければ、それはただの幻です。
もっと突き詰めていくと、●●の要因があるので時価総額が▲▲円になったら保有株の■■割利益確定する。などの高等テクニックが扱えるようになりますが、初めのうちの根拠は憶測でOKです。
自分で付けた根拠に自信が持てるようになるまで、ひたすらトライ&エラーを繰り返します。
エラーの場合は”なぜエラーになったのか”を振り返る癖をつけることで成長速度がアップします。
損切りポイントを決めておく
よく「損切りしない派」の方がいます。
せっかくストーリーを立てて根拠を付けたのにも関わらず、ストーリーから外れても損切りしなければ、冒頭にご説明した通り”買って放置しているだけ”と何も変わりません。
損切りの回数=成長と考えるようにしましょう。
慣れれば利益確定よりも損切りの方が簡単です。
損切りポイントの決め方は、基本的に利益確定と同じです。
長期保有に向いている銘柄の選び方3選
長期保有をするにあたって、前項までに解説したストーリーを立てれば何の銘柄でもOK!というワケでもありません。
わかりやすい銘柄の選び方を3選でまとめました!
①業績が上昇傾向にあること
一つ目は”業績が上昇傾向にあること”です。
ですが、一過性のもので急に業績が上昇するケースもあります。
大事なのは”業績が上昇傾向”にあることです。業績に大きな上下が無く、少しずつでも良いので確実に利益を伸ばしていることが大事です。
業績の上下が激しいと、成長率が落ちたと判断されて株価が安定しない場合が多くあります。
②配当金を出していること
長期保有をするにあたって無視できないポイントのひとつとして、その企業が株主に対して配当金を出していることです。
逆に言うと、配当金が魅力的に映っているのは長期保有組がメインだということです。
短期で売買している人に、配当金の権利確定日にその銘柄を保有しているという前提で投資する人はあまりいません。
多少業績が落ちたからといって、減配などの措置が講じられていない限り配当金目当ての長期保有組が総じてその株を投げ捨てるということは考えにくいです。
そういった意味でも、配当金の有無は長期保有するにあたって大事な要素の一つと言えるでしょう!
③魅力的な株主優待を導入していること
中には”株主優待制度”を導入している企業があります。
例えばQUOカード2,000円分プレゼント!など、配当金とは別枠で株を保有するメリットを提示することで、積極的に株を保有して貰おうという企業側の努力が株主優待です。
株主優待の内容は企業によって様々です。
その中から魅力的だな~!と思う優待制度を導入している企業の株を保有することも、長期保有では大事なメリットになります。
逆に、大衆にとって不要だと想像できる株主優待制度であれば、そこまで重要視する必要はありません。
重要なのは、”この優待制度は魅力的!”と思う人が多いか少ないかです。
低時価総額銘柄はオススメできないが、一発逆転もある
株価が10倍になって投資資金も10倍になった!という、全投資家が夢見るテンバガーの一発逆転劇は”低時価総額銘柄”に多くみられます。
ですが夢ばかり見ても仕方ありませんよね?現実はこうです。
また、低時価総額銘柄は基本的に配当金も無いことが多いため、マイナスになってしまった場合は買値に戻るまで保有している間の利益はありません。
長期保有するのであれば、一発逆転を狙うより比較的安定していて、保有している間も利益を得られる方が良いですよね!
長期保有に向いている銘柄の探し方
日本の株式市場には約3,800社が上場しています。
3,800社全部を1社ずつ細かく見ていくのは、忙しいサラリーマンや主婦にとって現実的ではありませんよね?
そこで証券会社がサービスとして提供しているスクリーニング機能を有効に活用することで、比較的効率良く銘柄探しができます。
えざたつのオススメは、何と言ってもとにかく見やすいSBI証券と楽天証券です!
スクリーニングをするためだけに証券会社の口座を開設している人もいるくらいです(笑)
まとめ
いかがでしょうか?
今回は株を長期保有するメリット・デメリットとその理由についてまとめました。
これから株を長期保有メインで始める方や、短期売買派だった方が長期保有に転身する際の参考になれば幸いです。
ではでは!良き投資ライフを!