どうも!
当ブログを管理しているえざたつです!
突然ですが、株価は何が要因になって変動するのかご存知でしょうか??
株価変動の要因をおさえておくことで、経済の仕組みついても理解を深めることができます♪
今回は数ある要因の中から、簡単で理解しやすい項目に絞って解説したいと思います。
それでは参りましょう~!
株価変動の仕組み
需要と供給について
株価とは、その株が”欲しい人”と”不要でもう要らない人”とのバランスで成り立っています。
これは、オークションに例えると非常にわかりやすくなります。
100万円の車をオークションに出品した際、100万円以上出してでも欲しい!と思う人が沢山いたら、150万円で落札するかもしれません。
これは、供給(売りたい人)に対して需要(買いたい人)が多いために価格が上昇していくという仕組みです。
その逆ではどうでしょうか?
逆に供給(売りたい人)に対して需要(買いたい人)がいなかったらどうなると思いますか?
売りたい人は100万円以下でも良いので売るために価格を下げるしかありません。
一向に買い手が付かずに、結局売れたのは50万円だった。という可能性もありますよね。
これが株価が変動する仕組みで、”需要と供給の関係”と呼びます。
株式における需要と供給
それでは、オークションでは無く株式で考えてみましょう。
皆さんは、自分が働いていない会社の業績を日々詳しく知ることができますか?
超能力者の方でもない限り、答えはNOだと思います。
株式は車とは違って、相場感に個人差があります。
それは何故かというと、会社というのは日々営業活動を行っており、毎日利益を生んだり損失を出したりしていて、非常に流動性が高いため、適正な価値というものを読み解くことが難しいのです。
様々な要因が重なり合うことで、1,000円で安い!と思う人もいれば1,000円は高すぎる!と思う人が生まれ、市場に混在します。
この混在した人たちが日々売買を行うことで、需要と供給の関係が成り立って株価が上がったり下がったりするというわけです!
【内部要因】株価変動の要因
株価変動の仕組みについてはご理解頂けたと思います。
ここからは、「なぜ株価が上がったり下がったりするのか」について深掘りしていきます。
株価変動の要因は大きく分類して、”内部要因”と”外部要因”の2つに分けられます。
企業の業績
一般的に、企業の業績が上がれば株価が上昇していきます。
今や世界中で深く愛用されているiphoneを販売している「Apple」を例に見てみましょう。
Appleは1977年に創業し、ipodを発売した2001年頃から2019年の18年間で売上を約48倍も伸ばしています。
順調に成長を続けたAppleは、2011年に世界で1番時価総額の高い企業にまで成長しました。
ここからわかるように、業績と株価は大きく関係しています。
将来、Appleのように業績を伸ばして活躍していく企業を探すのも一興ですね♪
企業の将来性
業績に続き、”企業の将来性”というのも株価に大きく影響する要因になります。
先ほどのApple社を例にご紹介したいと思います。
Apple社は大きく分類すると、iMacやiPod、iPhoneや最近ではAppleWatchを販売する”デジタル家電メーカー”です。
それらのApple製品は、私たちの生活をより便利・快適に変えてきたことは言うまでもありません。
そしてAppleの株価は、2001年から2020年までの19年間で、なんと約330倍にも跳ね上がっています。
株式市場は、このApple社が生み出す製品が将来の人類の生活を変えるほどに影響していくと判断した結果、業績の伸びが後押しとなって大きく株価が上昇していく結果となりました。
このように、単に売上や業績の伸びだけでなく、この企業が将来どのように成長していくのかというのも、株価を形成する上で欠かせない要因となります。
誰も将来のことはわからないからこそ、投資は難しいと言われる所以ですね!
【外部要因】株価変動の要因
ここまで企業の業績など、株価に影響する内部要因について解説してきました。
続いては、外部要因についてご紹介したいと思います。
先に結論ですが、全ての外部要因をヘッジしたうえで投資を行うのは非常に難しいというか、不可能です。
景気動向
国内の景気動向は、株価に大きく影響してきます。
よって、景気が良いときは企業業績が上向きになるので、結果として株価も上昇する傾向にあります。
中長期的な国内の景気動向に目を向けておくことが大事です。
また、寝て起きたら景気が良くなっていた!なんてことはありませんから、広い視野で見ることが大事ですね!
金利
金利が上昇すると?
一般的に、金利が上昇すると株価が下がり、反対に金利が下落すると株価が上昇すると言われています。
企業は経済活動を進めるために、銀行などの金融機関からお金を借り入れていることが多いです。
借り入れているお金に対する金利が上昇すると、借入金額の利息が上昇することになります。
同じ金額を借り入れても、金利が低いときより高い金額で返済しなければならないため、業績を圧迫することは火を見るよりも明らかです。
また、金利が高いのでこれから新しく借り入れするにも慎重になってしまいます。
企業が借り入れを抑制すれば経済活動も抑えられ、お金の巡りが悪くなります。
その悪循環がいずれ企業に戻ってきて、結果として売上減少・利益減少などのマイナス材料となり、株価を押し下げる要因になります。
金利が下落すると?
一方で、金利が下落すると逆のことが起こります。
利下げは、景気が悪くなったときに経済を活性化させるために行います。金利を下げることで、下図のように経済へ刺激が加わります。
世の中にお金が回り始め、企業も利益を出しやすい体質になっていきます。
そして企業の業績が上向きになり、結果として金利を下げることで株価上昇の要因になります。
外国為替レート
皆さんもよく耳にする”円安・円高”などと呼ばれる為替レートは、企業の業績に直結するものです。
為替レートによって利益が変動するため、株価に大きく影響する要因であると言えます。
図の通り、円高とはほかの通貨よりも円の価値が高いことを指します。
では、この為替レートがどのように業績へ直結するのかご紹介します。
ええっ?100円より80円の方が安いのに円高なのはなんで?と思われる方は、ショッピングを想像してください。
このことからわかるように、円安のときは海外から見ると日本の商品は格安になっています。
ではこの円安・円高がどのように日本の株価に影響するでしょうか?
実は、企業の業態によってどのように影響するかが変わってきます。
為替レートは円安・円高どちらでも恩恵を受ける企業があるので、投資したい企業の業態がどちら側なのかをしっかり分析する必要がありますね!
ちなみに、日経平均株価に採用されている225銘柄は、主に輸出している企業が多いため、円安で株価が上がる傾向にあります。
政治の動向
国内の政治動向によっても株価は変動していきます。
例えば、政治によって法人が支払う税金である”法人税”が減税されたらどうなるでしょうか?
ここではわかりやすく20%と15%で考えてみます。(本当はもっと細かく分類されていますよ!)
法人税の低い方が企業として利益が出るのは明白です。
この税率を決定しているのが政治であるため、法人税だけに限らずあらゆる政治決定が株価に影響を及ぼしています。
国外の情勢
経済というものは世界中で繋がっています。
日本株式は日本国内情勢だけ見ていれば良いとは全くもって言えません。
戦争や紛争・テロなどの物理的要因から、アメリカの金利上昇が及ぼす株価下押し、2009年のギリシャショックやリーマンショックなど、様々な方面から株価は影響を受けます。
株式投資を通してこのような世界情勢に詳しくなれることも、投資を行うメリットのひとつでもありますね!
暴落はイヤです。
自然災害なども影響する
台風・地震などの自然災害も株価に影響を及ぼします。
災害が起こることによって流通が滞ったり、保有している工場が火災に遭うなど、様々なリスクオフから株価が下押す傾向です。
大規模災害が起こることによって、建物や設備の修繕費用が掛かります。そして、営業活動が停止する日数が長ければ利益の伸びが期待できません。
このような要因から、自然災害は基本的に株価を下押す要因になってしまいます。
しかし、自然災害を事前に察知することなど不可能なので、リスクのひとつとして考える必要は無いと私は考えています。
大規模災害は株価では無く人命優先です!
まとめ
いかがでしょうか?
今回は、株価変動の仕組みや、変動に関わる要因をご紹介しました。
基本的に株価は将来の業績を織り込んでいきます。
全てを把握することは不可能ですが、経済ニュースにアンテナを張って情報をキャッチする速度を上げましょう!
普段の社会生活を営む上でも、経済情報を知っているだけで一歩リードですね♪
ではでは、良き投資ライフを!